シクロクロスとは?

“シクロクロス”

日本ではあまり聞かない名前ですよね?この競技は未舗装の悪路(オフロード)で行われる自転車競技の一つです。その起源は1900年代まで遡ることができます。当時の自転車選手が競争で隣町まで行くのに近道のためにフェンスを越えて自転車で走ったというのが起源だと伝えられていますが・・・確かではありません。


ただ、この時代、冬の休耕中の間は農地の中に入る事は許されていたので、当時のロードレースの選手がオフシーズンのコンディション調整や不整地を走る事による自転車の操舵能力、瞬発力を高めるトレーニングとして始めたのは確かです。
現在ではヨーロッパ、とくにベルギー、オランダ、チェコなどで人気が高く、重要なレースである「ワールドカップ」はロードレースのシーズンオフである晩秋期と冬季にヨーロッパ各地で行われています。


シクロクロス競技は距離ではなく時間制で行われる競技です。障害物が設置されたオフロードの短いコースを、決められた時間内に何周できるかを競う障害物レースです。一般的にはコースは2~4km、競技時間は30分~60分と短めです。急坂や障害板(シケイン)、階段など、乗車したまま越えることが不可能な障害物を、下車して自転車を担ぐような構成になっています。
また特有のルールとして、ピットでの機材交換(自転車乗り換えを含む)が可能となっています。そのため一人の選手に対して複数のピットクルーが代車を用意してピットにつく事が多くなっています。


障害板(シケイン)。

階段で担ぐ。

舗装路もあります。



“シクロクロス”で使う自転車はオフロードで使うことが大前提になるので一見ロードバイクと近いシルエットをしているのですが似て非なるものです。泥はけがよく(カンチブレーキの使用)、衝撃に強くて(クロモリフレームの人気)、パンクしにくい(チューブラータイヤの使用)、という特徴があげられます。


ロードバイクのようなシルエット

ブロックタイヤとカンチブレーキ


日本では1986年からシリーズ戦が行われるようになり、 第1回全日本選手権は1996年に長野県は原村で開催されました。 現在は全国各地でシリーズ戦が運営・開催され、海外のレースにも参戦する日本人選手が出てきています。

日本のシクロクロス黎明期の様子。

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